ケーキを買うときに食べたいと感じるのはチーズケーキかモンブランです。昔はチーズの匂いが苦手でチーズケーキが好きではなかったのですが、今はチーズの匂いがさほど気にならなくなって、普通に美味しいケーキだと思うようになりました。

チーズケーキやモンブランは子どもの頃にあったものと比べると味や見た目が変わったような気がします。チーズケーキはスポンジケーキにチーズを混ぜたようなソフトな感触のもの。スフレチーズケーキもありますが、それよりもスポンジケーキに近いような気がします。それにアプリコットジャムかなにかを表面に塗ったつやつやしたケーキでした。今はよりチーズ分がたっぷりと入った濃厚なケーキの印象があります。レアチーズケーキも昔は知らなかったですし、食べたときはヨーグルトを固めたものだと思うくらいに爽やかな味がした記憶でした。酸味のあるフルーツソースがかけられていたからでしょう。



モンブランは栗の甘露煮のペーストの上に大きな甘露煮が乗っかった黄色いケーキでしたが、今はもともとのモンブラン山に似たような渋皮のついた栗のペーストに雪を表現した粉砂糖が振りかけられています。下のケーキもスポンジケーキでしたが、焼きメレンゲが敷かれているものがあります。作っている様子を見るとパティシエがくるくるっとメレンゲを絞って焼いているのが印象的です。



どちらが好きかと言ったらもちろん今の方が何度も食べたいと感じます。ただ、モンブランは洋酒が強いものはあまり栗の味が感じられないので、苦手です。洋酒はほんのちょっとあるかないかくらいがいいのです。クリームチーズはチーズの濃厚さ、モンブランは栗本来の味を楽しみたいと思います。



昔のチーズケーキやモンブランはたまに食べたくなります。昔から開いているケーキ屋さんにはまだこのチーズケーキやモンブランがあって、大人になった今食べてみるととてもおいしさがわかります。



昔から変わらないのはイチゴのショートケーキです。スポンジケーキとクリームとイチゴの愛称はとても抜群で、ショートケーキが一番気持ちよく食べていられるケーキだと思います。

どこの店でも同じように見えるショートケーキですが、それぞれにこの店が一番いいと思うのがあるはずです。とりあえず初めてのお店に入るときには、かならずイチゴのショートケーキを頼んでしまいます。

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